包茎にはその症状の違いによって種類があります。まずは包皮口の状態から下記に分類されます。
また包茎の原因から下記のような種類もあります。
下腹部に脂肪がつくため包皮が前に押し出され陰茎が埋もれてしまうことが原因で包茎になってしまうもの。酷い状態では通常時に皮しか体外に出ていない方もいるようです。
このような症状では仮に包茎手術を受けても亀頭を露出することが困難です。まず包茎を治すにはダイエットするか、下腹部の脂肪を吸引して陰茎を体外に出す必要があります。
また肥満型の包茎の方が包茎手術をした場合、傷跡が常に体内に埋もれた状態になるため感染をおこす割合が高いようです。
糖尿病もしくは糖尿病予備軍の方は包皮炎をおこす可能性が高くなります。包皮炎を何度も発症すると包皮、特に包皮口周辺が硬く変質してしまい仮性包茎の方だったら
真性包茎や嵌頓包茎に症状が悪化してしまう場合があります。これを糖尿病型の包茎といいます。
このような症状の方が無理して包皮をむいてしまい包皮口が縦に裂けてしまう場合がありますから注意が必要です。
真性包茎・嵌頓包茎は国から病気と認められ健康保険で治療が受けられることからも治療する必要がある症状です。では仮性包茎はというと…
仮性包茎は治療しなければいけない症状ではありません。
入浴時に包皮をむいて亀頭周辺を清潔にしておけば何の支障もないはずです。それでも仮性包茎の患者さんが包茎を治そうとするのは「恥ずかしい」「女性に嫌われる」から
だそうです。
実は「包茎=恥ずかしい=モテない」というイメージが形成されたのは、1970〜80年代にかけて青年誌が一斉に「包茎撲滅キャンペーン」を繰り広げたからです。
この時代は雑誌全盛の時期で「週刊プレーボーイ」「平凡パンチ」「明星」「GORO」など発行部数が100万部近い雑誌も多く、青少年に与える影響は
凄まじいものがありました。その時に刷り込まれた「包茎は恥ずかしい。女性に嫌われる。」という意識は40年経過した今でも男性の中に生きているのです。
ちなみに「包茎撲滅キャンペーン」は当時の自由診療の病院が新たな飯のタネをつくるために意図的に流布し大成功をおさめました。当時の包茎手術専門院の手術室は
レーザーメスで包皮を焼く際に出る煙で霞がかかったようになっていたそうです。(噂では火災報知器が反応したそうです)
まったく罪作りなことをしてくれたものです。
実際ペニスなど人様に見せるものではないし、女性も男が思っているほど包茎など気にしていません。性交渉の前にシャワーをあびて綺麗にすれば
何の問題もないのです。要は気の持ちようなのです。
このように考えると本当に仮性包茎の手術は、脂肪吸引や二重瞼などの美容外科の手術とまったく一緒なのです。